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緊急事態宣言が出ている札幌市で、交際相手と酒を飲み酔った男が、救急車にライターの入ったタバコの箱を投げつけ因縁をつけるという事件がおきました。
患者を救急搬送中の救急車は、約10分間も救助活動を妨害されたということです。
救急車にタバコを投げつけ因縁をつけた男が逮捕
札幌市で、傷病人を搬送中の救急車にたばこの箱を投げつけ職務を妨害した45歳の会社員の男が逮捕されました。
公務執行妨害の現行犯で逮捕されたのは、札幌市東区に住む、自称 会社員の45歳の男です。
男は2020年4月18日午後7時40分ごろ、札幌市東区北41条東16丁目の路上で、傷病人を搬送中の救急車に、ライターが入ったたばこの箱を投げつけ、救急隊員の職務を妨害しました。
何かがぶつかったことに気付き救急隊員は確認のため救急車を一時停車。停車したところに男が因縁をつけるなどしたため、約10分に渡り救急搬送が滞りました。
傷病人は別の救急車で病院に搬送され無事でした。
警察の調べに対し男は、「たばこの箱を投げつけたのは間違いない。救急車のサイレンの音を聞いて交際相手がパニック障害を起こした。その救急車が、こちらに向かって走ってきたので、誰かが助けを呼んでくれたと思ったのに、通り過ぎようとしたので頭に来た」と話しています。
当時男は、交際相手と居酒屋に行った帰りで、酒に酔っていました。
UHBニュースから引用
急病人を運んでいる救急車に因縁をつけるなど聞いたことがありません。
事件があった場所
事件が会った場所は「札幌市東区北41条東16丁目」です。
参照:Google マップ
地下鉄の栄町駅の近辺です。
パニック障害ならば飲酒は禁忌
この男、「救急車のサイレンの音を聞いて交際相手がパニック障害を起こした。その救急車が、こちらに向かって走ってきたので、誰かが助けを呼んでくれたと思ったのに、通り過ぎようとしたので頭に来た」と話しています。
救急車のサイレンの男を聞いてパニック障害を起こすような重症なら、飲酒は禁忌です。
飲酒は不安障害を引き起こしたり、抑うつ気分を悪化させたりすることがありますし、薬も効かなくなることがあります。
それを居酒屋で酒を飲んでパニック障害を起こされては、医療従事者もたまったものではありません。
自分では呼んでいない救急車がくるはずもない
交際相手のパニック障害に対して、自分では救急車を呼ばずに誰かが呼んでくれた?と勝手にこの男は思ったようです。
しかし、救急車がサイレンを鳴らしていれば救急患者を運んでいるのは明らかです。
それも、因縁をつけて10分も救助活動を邪魔したら助かる命も助からなくなります。
幸い今回は運ばれた患者は無事でしたが、症状が悪化し最悪亡くなる場合も想定されます。
本当に、自分のことしか考えない身勝な男女に腹が立ちます。