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救急車で運ばれる女性の付き添いの男が救急隊員に暴力
兵庫県警葺合署は10日、公務執行妨害の疑いで、神戸市中央区の無職の男(61)を現行犯逮捕しまた。
気分不良の女性を搬送中の救急車内で、救急隊員を殴って職務を妨げたとして、兵庫県警葺合署は10日、公務執行妨害の疑いで、神戸市中央区の無職の男(61)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は10日午後5時15分ごろ、同市中央区内を走行中の救急車内で、同市中央消防署の救急隊員(28)の腕を2回殴った疑い。調べに「殴っていない」と容疑を否認している。 葺合署によると、「女性が吐いて、ぐったりしている」との119番を受け、男の妻の70代女性を救急車に収容。付き添いとして男も同乗していた。車内で男が急に「はよ行けや」と怒鳴って暴れだしたという。男も女性も酒に酔っていた。 女性の症状が軽かったため、救急車は医療機関には向かわず、2人を「酒酔い人」として保護してもらうため葺合署に向かっていたという。
神戸新聞ネクストから引用
救急車で運ばれるほどお酒を飲んで救急車を使うというのもどうしたものでしょう。
救急車を使った虚偽で使った場合の刑罰
今回のこのケースでは、偽計業務妨害罪(刑法第233条)が適用される可能性があります。
刑罰は3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
女性には「吐いて、ぐったりしている」という症状はあったものの、軽症でただ酔っ払っていたものです。
この暴力を救急隊員にふるった男が酔っ払ってよく判断もせずに救急車を呼んだものであり、勝手に救急車を使ったため救急機関に迷惑をかけています。
2人は「虎箱」に
この2人はいわゆる警察の虎箱に入れられたと思われます。
虎箱とは、警察署内に置かれる、泥酔者を保護するための部屋です。
今回は虎箱に入れられて「はい、酔いが覚めたようだから帰ってください」とはなりません。
酩酊者は虎箱に入れられ一時保護されますが、酔っていたときに何もしていなければ保護だけで終わります。
61歳の無職の男と酔っ払いの女性は、犯罪を犯した人の「留置場」とは別の「保護室」と呼ばれる部屋に入れられますが、61歳の無職の男は酔いが覚めたら虎箱から留置場に移ることになりそうです。