この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
個人タクシーが歩道に突っ込む
11日午後4時過ぎ、千代田区役所前で個人タクシーが車道を走っていた自転車の親子にぶつかった後、歩道に突っ込んで女性2人をはねました。
この事故で歩道でタクシーを待っていた小林久美子さん（73）が死亡したほか、運転手の山本斉（64）が重体です。
また、自転車に乗っていた9歳の女の子を含む4人が重軽傷を負いました。
タクシーはノーブレーキで歩道に突っ込んでおり、警察では原因を調べています。
参照：テレ朝ニュース
11日午後4時20分ごろ、東京都千代田区九段南1丁目の都道（内堀通り）で、個人タクシーが自転車や歩行者をはねた。警視庁によると、歩道にいた小林久美子さん（73）=東京都品川区大崎3丁目=が死亡。タクシーの山本斉（ひとし）運転手（64）=東京都杉並区井草2丁目=は意識不明の重体で、乗客の30代男性も重傷を負った。自転車の40代男性と女児（9）、歩いていた60代女性もけがをして搬送された。現場は片側2車線の直線道路。麴町署によると、左車線を走っていたタクシーが歩道近くの自転車に接触してセンターラインに寄っていき、直後に突然ハンドルを左に切って歩道に突っ込んだ。歩行者をはねた後、街路樹にぶつかって止まったという。警視庁は自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致死傷）の疑いがあるとみて調べている。 捜査関係者によると、事故の目撃者は「正常な運転ではなかった」と証言しているという。署は、山本運転手の体調の異変が事故につながった可能性があるとみて調べている。 現場は東京メトロ九段下駅の南東約300メートルで、千代田区役所の目の前。
朝日新聞から引用
下を向いていた運転手
事故を起こしたタクシーの運転手は、信号待ちをしていた時に下を向いていて、信号が変わったものの、走りださなかったため、クラクションを鳴らされて急発進しました。
そしてそのままノーブレーキで歩道に突っ込んでいきました。
参照：テレ朝ニュース
この手の事故は実はタクシー運転手にはよくある事故なのです。
おそらく原因は糖尿病か脳梗塞
タクシー運転手の７割近くは糖尿病と言われています。
これは常に車に乗っているため普段動かないことと不規則な生活が原因です。
いわゆる職業病です。
そのため、糖分をとっていないと意識を失ったりまた飲んでいる薬で急な眠気に襲われます。
もうひとつ多いのが脳梗塞です。
知らないうちに大小の脳梗塞を発症し、時々記憶と意識を失う運転手がいます。
もしも意識を失っていたら過失なし賠償なし
各社の報道が現在、運転手の実名を報道せず「さん付け」までしているのは、運転手の意識がない場合は法的な責任が発生しないことが原因だと思われます。
参照：テレ朝ニュース
つまり、今回怪我をした被害者に民事上の賠償がされない可能性があります。
それどころか刑事責任も問われないという判例もあります。
特に今回は個人タクシーですから、雇っている会社が責任を負うということもありません。
運転手は重体のようですが、事故によるものか病気によるものかは書いていませんが車の壊れ方からするとおそらく病気によるものだと思います。
ネットの声
先日駅から自宅までタクシー使いました
自分の親と同じくらいの年齢でしたが途中横断歩道で渡ろうとしていた小学生を素通りしました
一瞬へ？って思いました
やはりタクシードライバーは年齢が高い人が多いのでやはり定年など少し考えた方が良さそうです
昨日お年寄りの運転手さんが信号に結構なスピードで突っ込んで来て急ブレーキで停めてヘラヘラ笑っていました。完全に信号見落としていた感じでした。そこのタクシーは絶対乗らないようにします
俺も先月横断歩道歩いててタクシーにはねられた。保険会社から電話あっただけで、なんの謝罪も無かった。
信号無視に居眠り運転、横断歩道を渡っている人を平気ではねる、ひき逃げ、当て逃げという事故はタクシーでは珍しくありません。
国土交通省が役人的な検査ばかりで実態に則した検査を行わないのも今回の事故の一端でもあります。
