ビックモーターの不正請求に損保ジャパンが忖度?金融庁が動くのか

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ビックモーターの不正請求に損保ジャパンが忖度か

 

東洋経済オンラインで、ビックモーターの水増し請求と損保大手3社の対応が記事になっています。

 

内容を要約すると、ビックモーターが板金事業において、車両修理費用の水増し請求を組織的に行っている疑いが内部通報によって表面化。

 

取引のある損保大手3社、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険が不正請求の調査に動いたが、ビッグモーターが保険代理店として所属する会社(代理申請会社)の損保ジャパンが早々に問題なしとして処理したということです。

 

この手の不祥事に対しては、代理店が一番で登録している代申会社が一番罪が重く、それが今回は損保ジャパンです。

 

できるだけ「問題なし」としたいのは明らかです。

 

東洋経済オンラインから引用

 

ビックモーターとは

 

ビックモーターとは本社が「東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー20階」にある中古車売買会社です。

 

 

元社員が客のお金を使い込む、保険のノルマが達成できない店長がお金を支払う、パワハラと悪行三昧。

 

しかし、これまであまり大きく報道されていませんでした。

 

これは、CMを流しているテレビ局がビックモーターに忖度しているとの声があります。

 

 

損保ジャパンの対応は相変わらず

 

損保ジャパンは早々に「問題なし」として発表したのでビックモーターからお咎めなし。

 

逆に東京海上と三井住友は調査を続行しようとしたため、「東京海上と三井住友海上の自賠責保険を扱わないという通知が社内であった」(ビッグモーターの関係者)と報道されています。

 

これで損保ジャパンの一人勝ちです。

 

20年くらい前に起きた損保業界のコンプライアンス違反も損保ジャパンが引き金でした。

 

私は以前代理店を監査する仕事をしていましたが、東京海上◯、三井住友▲、損保ジャパンは・・・でした。

 

あまり、代理店のコンプライアンス調査には力を入れておらず大きい代理店への忖度が目立っていました。

 

おそらく、損保業界1位の東京海上を追ってきた2番手の損保会社の特性なのだと思います。

 

金融庁は動くのか

 

このような大きな代理店の不正については通常であれば金融庁主導で動くべき事案であると思いますが、金融庁はなぜ損保ジャパンの報告を鵜呑みにしてしまったのでしょう。

 

内容を精査すれば調査が適当であることは見抜けるはずです。

 

不正にビックモーターに流れたお金は保険会社に加入している人たちの保険料です。

 

その個人個人の保険料が、大きな代理店に流れているとしたら個人顧客はやっていられません。

 

是非とも金融庁がいまの対話型のおとなしさから脱却し、この問題を追求してくれればと思います。

 

そしてこれが損保の不正の氷山の一角であることを知るべきだと考えます。