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服役中に知り合った3人
2024年5月中旬から6月中旬にかけて、北海道江別市と札幌市東区の空き家に侵入し、時価100万円以上のネックレスなど約30点を盗んだとして、88歳の海野秀男容疑者、70歳の松田秀美容疑者、69歳の渡辺健一容疑者の3人が逮捕されました。
彼らは刑務所に服役中に知り合い、計画的に犯行を行ったとされています。
事件の詳細から、高齢者の犯罪増加やその背景にある社会問題が浮き彫りになっています。
空き巣の実行犯は88歳
今回の事件は、5月19日に江別市野幌代々木町の空き家で、現金200円とウイスキー3本など計1万円相当を盗んだことから始まりました。
さらに、6月20日には札幌市東区の空き家に侵入し、ネックレスや指輪、腕時計など計100万3000円相当の品々を盗んだ疑いが持たれています。
海野容疑者が実行犯、松田容疑者が運転手、渡辺容疑者が金品保管役として、それぞれの役割を分担していたことが明らかになりました。警察は、余罪の可能性を含めて慎重に捜査を進めています。
高齢者による犯罪が増加
今回の事件から、刑務所内での知り合いが犯罪を計画するケースや、高齢者による犯罪が増加している現状が明らかになりました。
高齢者の犯罪の背景には、社会からの孤立や経済的困窮、精神的な問題が関与していることが多いとされています。
今回の事件を機に、地域社会全体で高齢者の孤立を防ぎ、犯罪を未然に防ぐための対策が求められています。
特に、刑務所出所後の再犯防止や社会復帰支援の強化が急務です。