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要点をざっくり
- 6日未明の地震によって北海道で相次いだ発電所の停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにしています。
- 計画停電とは、地域と時間を事前に決めておく停電です。
- そのため、食料の買い置きなどはあまり必要ありません。
計画停電とは
東日本大震災の際に実施された、電力節約の最終手段です。
このまま、電力の需給が厳しくなれば、週明けの11日にも実施されることになりそうです。
この計画停電が実施されれば、東日本大震災直後の2011年3月に首都圏などで行われて以来となります。
東日本大震災の際に、私は新潟に住んでいたので、この「計画停電」を体験しましたが、回覧板のようなものが回ってきて、この地域は何時から何時まで停電しますと書いてあります。
それを見て、その地域の住人は停電の準備をします。
今、計画停電に向け、北海道で食料や水を買いこんでいる方がいるようですが、それほどの死活問題にはなりません。
計画停電はやっても11日以降
世耕経済産業大臣は8日夕方、北海道内での電力の需給状況は依然厳しい状況が続くとして、週明け以降、家庭や企業に対して「20%」を目標に節電を求める考えを示しました。
また世耕大臣は万一に備えて計画停電の準備はするが、9日と10日は実施する予定はないという認識も示しています。
・・・9日・10日で様子を見るということ。
また世耕大臣は、北海道内では週明けに電力供給の不足が10%程度見込まれるという見通しであると語っています。
その上で、世耕大臣は「老朽化している火力発電所の故障リスクと病院や上下水道など節電できない分野もあるので、家庭や企業は平常時に比べて2割を目標として最大限の節電をお願いしたい」と述べ、北海道内の家庭や企業に対し週明けから20%を目標に節電を求める考えを新たに示しました。
NHKニュースから引用
要は20%節電すれば、計画停電を回避できるということです。
強制的な節電をした方がいいと思う
先ほど、夜の買い出しに行ってきましたが、札幌では必要のないネオン、マンションの予備灯、パチンコ店の看板などが普通についています。
東日本大震災の時の、街にほとんど灯がないというレベルには程遠いです。
東日本大震災の時には、パチンコ店のネオンの禁止、営業時間の制限、オフィスのパソコンの画面を暗くする、蛍光灯を半分外す、暖房の禁止(みんなダウンジャケットを着て会社で仕事をしていました)、電気を使う残業の制限などかなりの制約があり、ほとんど夜になると街は真っ暗でした。
その時に妻の実家の旭川に用があって北海道に来たのですが、本州とは打って変わって不夜城のごとき電気の明るさにびっくりしました。
今まで大規模停電を経験したことがない道民に、「自主的」にやれと言われてもどうすればいいのか漠然として分かりません。
私はある程度節電を、「強制的」に「政府主導」でやった方がいいのではないかと思います。
節電について
北海道電力は以下の通りの方法で「節電」を呼びかけています。
節電にご協力いただきたい電気製品
照明、冷蔵庫、テレビなどを中心に、普段からお使いの電気製品について節電のご協力をお願いします。また、外出の際には待機電力※などの削減もお願いします。
ご家庭において夏の20時頃、在宅世帯では平均で約700Wの電力を消費しており、このうち、照明、冷蔵庫、テレビで約7割を占めています。
外出中の場合でも、冷蔵庫、温水洗浄便座、待機電力などにより、平均で約200Wの電力を消費しています。
北海道電力HPより引用
この待機電力が曲者なので、テレビ、ビデオ、CDプレーヤー、ステレオ、電子レンジ、エアコン、パソコンなどは元の電源から抜きましょう。
道民は2割の節電をクリアして、計画停電を回避しましょう。
計画停電になるもならないも、我々の努力次第です。