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要点をざっくり
- NHKが、紀州のドン・ファンこと、野崎幸助さん(77)さんの愛犬イブから薬物反応がでなかったと報じました。
- 和歌山県警は6月7日に、野崎氏の愛犬イブの死体を掘り起こしています。
- すでに2週間以上経過しており、やっと薬物反応について結果が判明しました。
イブから薬物反応が検出されず
和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(77)は先月24日、自宅で急性覚醒剤中毒で死亡し、警察は容疑者を特定しないまま、殺人の疑いで捜査しています。
警察は、野崎氏が亡くなる18日前の先月6日に、愛犬のイブちゃんが突然死んだことに注目し、埋葬されていた自宅の庭から6月7日に掘り出し、薬物の成分の有無などについて専門機関に依頼するなどして鑑定を行っていました。
参照:NHKニュース
イブちゃんの遺体は土葬され非常に綺麗な状態で、鑑定するのには問題がないと見られていました。
NHKが捜査関係者に取材
イブちゃんの鑑定結果は、
「イブ」の血液だけでなく、臓器などからは覚醒剤の成分が検出されなかったことが、捜査関係者への取材で分かりました。
“紀州のドン・ファン” 愛犬から覚醒剤検出されず | NHKニュース
NHKニュースから引用
これでまた、真相の解明が遠のきました。
参照:FNNニュース
おそらく、この事件に関心を持っている人たちは、イブちゃんから薬物反応がでるものと期待を持っていたと思います。
見事に期待は裏切られ、また事件は白紙に戻りました。
薬物は、愛犬からも成分が検出されず、捜索した、自宅や会社などからも、見つかっていないということで、警察は引き続き慎重に調べを進める方針です。
やはり妻の語っている通り死因は「老衰」か
野崎氏の妻は、イブちゃんの死因について、もう歳だし、連れて行った大阪の獣医も「老衰」だと語っていたと証言しています。
夜中に急に苦しみだしたイブちゃんを、家政婦の運転で野崎氏と妻の3人で和歌山でやっている病院がなかったため、大阪の病院まで連れて行ったというのです。
そこまでしているのに、イブちゃんを殺すわけがないという主張でした。
やはり、イブちゃんの死因は「老衰」だったのでしょうか。
20日には車7台分を会社から押収
和歌山県警は20日(2018年6月)、野崎さんが経営する会社を家宅捜索しました。
捜索は12時間におよび、押収品は車7台にもなりました。
おそらく、このときにはイブちゃんから薬物反応が出ていないことが判明し、さらにどこから入手したかを徹底的に調べるためのものだったと思われます。
先日のビール瓶2000本といい、大量の押収品を集めてもなかなか薬物は見つからないようです。
やはり事件解決の長期化は否めないと思われます。