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要点をざっくり
- 昨年記事にした、「クマヤキ」が大人気だと朝日新聞が報じています。
- この「クマヤキ」を販売している「道の駅あいおい」は本当に山の奥にあります。
- そんな「クマヤキ」の年間の売り上げは3千万円になっており、新しく「クマヤキハウス」を建てるほどだそうです。
「クマヤキ」が大ヒット
オホーツク地方の山あいにある北海道津別町から生まれた「クマヤキ」が人気を呼んでいます。
たい焼き風のスイーツですが、見た目はヒグマ型を模しています。
その愛くるしい姿が「インスタ映え」すると評判になり、東京の物産展で人気に火がついたようです。
いまや、町の「PR大使」となっているということです。
これが本場の「クマヤキ」です
昨年、私は仕事でこの相生町に行った際に「クマヤキ」を食べました。
すでに10月ということもあり寒かったのですが、クマヤキ目当てに人が大勢訪れていました。
5月の大型連休は売り場に長蛇の列ができ、1日2千個以上売れた。これからのシーズンは道外の観光客やツアーバスが立ち寄り、週末は1日に700個、多い日は千個以上売れる。「間違いなくクマヤキは町や相生地区のPR大使です」。道の駅を運営する相生振興公社の伊藤同(ひとし)統括部長は話す。
ぽっちゃり「クマヤキ」大人気 売上3千万円、家も建つ:朝日新聞デジタル
朝日新聞デジタルから引用
あれから、人気がさらに上がったようです。
クマヤキはヒグマの形をした、たい焼き風のお菓子ですが、あんこにはオホーツク産の小豆、皮の生地には道産小麦を使っています。
また、たい焼きと違うのは、同じ道の駅で作る豆乳を生地にまぜてあるので、とてもやわらかいです。
茶色い皮の「ヒグマ」はあん、カスタード入りの2種。
白い皮の「シロクマ」はあん入り。
いずれも1個150円。
「ナマクマ」(1個180円)は中身があんと生クリームになっています。
クマヤキ家を建てる
相生地区にはかつて林業が盛んで旧国鉄相生線が走り、旅館や食堂が立ち並んでいたそうですが、林業が衰え、1985年には相生線も廃線となり、約100人が暮らす過疎地帯になりました。
道の駅の周りは森だけで、本当に何もありません。
そんな中で、地域を活性かするために2009年に生まれたのが「クマヤキ」でした。
その後、パッとしなかったのですが2016年1月に、東京の百貨店の「大北海道展」に出店し、一躍脚光を浴びました。
*道の駅は全てがクマヤキです。
全国放送のテレビ番組で取り上げられ、SNSで評判が広がりました。
そして、現在「クマヤキ」の年間売り上げは約3千万円にまでなっています。
町では11月に、現在の売り場の老朽化のため約2900万円をかけて「クマヤキハウス」を建てることになっています。
ついに「クマヤキ」が家を建てるほどになりました。
道外の方たちも、雪が降る前に一度観光されるといいと思います。