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要点をざっくり
- 東京都目黒区で娘の船戸結愛ちゃん(5)を虐待して父親が起訴された事件で、父親と母親が「保護責任者遺棄致死」の疑いで逮捕されました。
- 2人は容疑を認めています。
- 部屋からは、「もっとあしたはできるようにするからもうおねがいゆるして」などと結愛ちゃんが書いたノートが見つかっていました。
父親と母親を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕
東京都目黒区で娘の船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)を虐待して父親が起訴された事件で、警視庁捜査1課は6日、結愛ちゃんを放置して死亡させたとして、無職、船戸雄大容疑者(33)と母親の無職、優里容疑者(25)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。
参照:FNN プライムニュース
2人は容疑を認めています。
結愛ちゃんは、雄大容疑者にとっては義理の娘で、優里容疑者との間に1歳の男の子がいます。
参照:FNN プライムニュース
捜査1課によると、2人は1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、2月下旬ごろには結愛ちゃんが衰弱して嘔吐(おうと)するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置。
3月2日に、低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症で死亡させた疑いです。
結愛ちゃんの体重は12.2キロ
雄大容疑者は2月末ごろに結愛ちゃんを殴ってけがをさせたとして傷害容疑で逮捕、起訴されていました。
結愛ちゃんの体重は死亡時、同年代の平均の約20キロを下回る12・2キロでした。
参照:FNN プライムニュース
両親は当時、結愛ちゃんの食事を制限し、朝食はスープ1杯、昼食は米を茶わん3分の1、夜は茶わん半分程度しか与えていなかったということです。
参照:FNN プライムニュース
結愛ちゃんは、東京都や以前住んでいた香川県で、雄大容疑者の虐待により児童相談所で一時保護されていました。
しかし、その後保護は児童相談所の判断で解除されています。
雄大容疑者については、結愛ちゃんに暴行を加えてけがをさせたとし、香川県警が昨年2月と5月に傷害容疑で書類送検していましたが、いずれも不起訴になっていました。
朝4時に起きてひらがなの練習
捜査1課によると、結愛ちゃんは毎日午前4時前に1人で目覚まし時計を使って起きて「反省文」を書かされていました。
従わなければ、父親の雄大容疑者(33)に暴力を振るわれたということです。
反省文は大学ノートに鉛筆で書かれ、死亡する10日ほど前の2月20日ごろまで続いていました。
参照:FNN プライムニュース
同課によると、結愛ちゃんはノートに自分の体重も書いており、雄大容疑者はダイエットの目的だったとの趣旨の話をしているということです。
おそらく、子供のやせ細っていく姿を記録させ喜んでいたのでしょう。
まさしく、鬼畜ですね。
反省文の内容
毎日新聞が一例として反省文を掲載しています。
ママとパパにいわれなくってもしっかりとじぶんからもっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします
ほんとうにおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおす これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだから やめるから もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします
毎日新聞より引用
参照:FNN プライムニュース
5歳の子供が、もう「あそばない」とは。
「もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします」
結愛ちゃんは、朝4時から親に反省文を書かされ、従わなければ暴力を振るわれ、十分な食事を与えられず、栄養失調で亡くなっています。
聞いたことがないような、残虐な虐待です。
一体、この両親は何をしたかったのでしょう。
結愛ちゃんが、天国でおなか一杯ご飯が食べれていればいいなと思います。