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要点をざっくり
- 「紀州のドンファン」こと、野崎幸助氏(77)が先月24日に死亡し、遺体から多量の覚醒剤成分が検出された事件での死因は「急性循環不全」でした。
- この、急性循環不全は覚醒剤の過剰摂取により発症したと考えられ、覚醒剤を使った殺人事件の可能性が高まったとスポニチが報じています。
- また、デヴィ夫人(78)が「スッキリ」で、家政婦の遺産相続について4000万円だと語っています。
野崎氏の死因は覚醒剤による可能性が高い
「紀州のドン・ファン」こと、野崎幸助氏(77)が先月24日に死亡し,遺体から多量の覚醒剤成分が検出された事件で、野崎氏の死因が「急性循環不全」と特定されました。
この、急性循環不全とは何らかの理由で血液循環が滞って臓器が停止する症状で、
福田医院の福田伴男院長は「毒素が血液を通して全身に回って、急激なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)で臓器が動かなくなる」といい、薬物の異常摂取などが引き起こす死因ではあると語っています。
「紀州のドン・ファン」事件、急展開 やはり覚醒剤で殺された― スポニチ Sponichi Annex 社会
スポニチネックスから引用
県警は、覚醒剤と死因についての因果関係を調べていましたが、これで覚醒剤と野崎氏の死との関連はさらに強まりました。
家政婦の空白の6時間
県警は容疑者不詳の殺人容疑として、都内にある家政婦の女性(66)のマンションなど関係先を家宅捜索しました。
家政婦の女性はマスコミ各社の取材に対し、野崎さんが急死するまでの先月24日の経過を説明。
自身が午後4時ごろに野崎さん宅を出てから、午後10時ごろに野崎さんが倒れているのを見つけるまでの「空白の6時間」の詳細を語っています。
県警も家政婦の女性に事情聴取を行っており、家政婦が話している内容については把握していると思われます。
ただ、家政婦の証言には詳細部分で曖昧な点もあり、県警は覚醒剤の存在が捜査の最重要ポイントとみて、一体いつ、誰がどのような方法で野崎氏に投与したのか慎重に調べを進めています。
家政婦が主張する事件の経過
①正午ごろ
野崎氏、妻、家政婦の3人で昼食
②午後4時ごろ
家政婦が外出。野崎氏は2階の自室にいた
*家政婦の女性は、野崎夫婦に気をきかせて外出したと語っている。
③午後7時ごろ
家政婦が帰宅
④午後8時ごろ
家政婦は妻と2人でテレビを見ていた。
2階の野崎さんの部屋からドンドンと物音。
*「怒ってるだけかと思って2階に上がらなかった」と話す。
⑤午後10時ごろ
妻が就寝のため2階へ上がり、野崎氏の遺体を発見。
*すでに死後硬直がはじまっていたと語る。
覚醒剤を使用して死亡した場合、死後硬直は通常よりも早く始まるとのことです。
この、②~⑤の間の、家政婦の6時間の行動が曖昧です。
今回、報道によると、野崎氏は覚醒剤を「飲んでいる」可能性が高いので、 ④~⑤の間に飲んだものと思われます。
(この家政婦の主張が本当なら)
デヴィ夫人が、家政婦への遺産は4000万円と語る
野崎氏と生前から親交のあった、デヴィ夫人(78)が5日放送の「スッキリ」にVTR出演し、野崎氏と22歳の再婚相手、家政婦について語りました。
デヴィ夫人、“紀州のドン・ファン”は家政婦に「4000万円の遺産を残していた」 : スポーツ報知
参照:スポーツ報知
まず、再婚相手の妻については、野崎氏は5、6年前から結婚するといって女性を8人くらいデヴィ夫人のところに連れてきたのに、結局結婚しなかった。
しかし、(なぜか)今回、この22歳の女性とは結婚したと語っています。
さらに、野崎さんの遺体を見つけた家政婦については、
「六本木でバーか何かをしている方で、会社の名義を彼女にしていたこともあった。遺書にそのお礼として彼女に4000万円残していると言っていました」と語っています。
デヴィ夫人の話からすると、この家政婦には、遺産として4000万円が入るということと、遺書がどこかにある可能性が高いということが推測されます。
そうすると、野崎氏が、結婚前に書いた、愛犬に財産をすべて譲るとした遺言書がどこかにあり、そのため愛犬が殺されたとも考えられます。
この事件は22歳の妻と、家政婦のふたりを中心に回っているようです。