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要点をざっくり
- 5日、札幌市白石区の国道で男性が死亡したひき逃げ事件で、警察は32歳の男を逮捕しました。
- 逮捕されたのは、札幌市白石区の佐々木司容疑者(32)です。
- 佐々木容疑者は、5日にテレビを観て自分かもしれないと思い、警察に連絡したとのことです。
なぜか朝から酒を飲んでいる容疑者
道路交通法違反と、過失運転致死の疑いで逮捕されたのは、札幌市白石区の自称土木作業員、佐々木司容疑者(32)です。
移送される佐々木容疑者
出典:HTBニュース
佐々木容疑者は5日午前1時ごろ、札幌市白石区菊水上町の国道で近くに住む会社員、有賀健一さん(40)をはねて死亡させ、逃走した疑いが持たれています。
佐々木容疑者はテレビの報道を見て、5日午前9時ごろ「僕かもしれない」と警察に連絡してきました。
佐々木容疑者の呼気からはアルコールが検出され、「事故を起こして家に帰ってから酒を飲んだ」と話していたということです。
警察の調べに対し「事故を起こした認識はあるが、人だとは思わなかった」と話しています。
この二つは、飲酒ひき逃げ事故を起こした犯人が使う手口です。
また、出頭するまでの間に、友人と酒を飲んでいなかったという打ち合わせをする時間も十分あります。
3時間放置された被害者
佐々木容疑者の車でひかれ、頭を強く打った有賀さんは、20メートルほど飛ばされ、発見されるまで3時間近く路上に放置されていました。
昨日は飛ばされたのは、10メートルでしたが、20メートルになっています。
有賀さんは近くを通りかかった人に発見され病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。
佐々木容疑者が、すぐ救助していれば助かったかもしれません。
5日の札幌は比較的暖かく、この時間はマイナス1度くらいでしたが、そこに3時間倒れていれば普通の状態でも命に関わります。
交通事故を起こしたにもかかわらず、負傷者を救護せずその場を去ることは、救護措置義務違反、または危険防止義務違反として5年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。
相手が軽傷でも、ひき逃げについての罰則は重くなっています。
飲酒ひき逃げ事件を起こした時に適用される罪
飲酒ひき逃げ事故を起こした際に適用される刑事罰としては、
- 酒気帯び運転、酒酔い運転
- 負傷者の救護、危険防止の措置違反
- 事故報告の義務等違反
- 現場に留まる義務違反
- 過失運転致死傷罪(自動車運転過失致死傷罪)
- 危険運転致死傷罪
- 殺人罪
があります。
特に今回のケースに最も当てはまりそうな「危険運転致死傷罪」の場合は、死亡事故なら「20年以下の懲役」となります。
飲酒運転のうえ、ひき逃げをしてそれを隠そうとしている可能性大
私でなくても、警察もマスコミも「飲酒運転によるひき逃げ」だと思っているでしょうが、証拠がないのでメディアも慎重に報道しています。
それと、やはり事故を起こした車は三菱製の軽自動車でした。
軽自動車で人を20メートルも撥ねとばすとは・・かなりのスピードが出ていたと思われます。
事故現場
出典:HTBニュース
ここを走っていて、事故を起こし「ひと」ではないと思っていたとすれば、なんだと思っていたのでしょう、。
犬とでも、いうのでしょうか。
(札幌は、寒くて野良犬いませんが)
この日は路面は乾いていて、道路に雪の塊などもなかったはずです。
それに、夜中に家に帰り、眠りもせずに酒を飲んでいたとすれば完全なアル中です。
寒い札幌の道路で、3時間も生きたまま放置された、有賀さんに対する謝罪の気持ちはまるでないようです。
これが飲酒ひき逃げ事故で、証拠隠しのために家で飲酒をしていたという証拠が見つかれば、厳罰に処すべきだ事案だと考えます。