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要点をざっくり
- 白鵬のかち上げと張り手については、横綱審議委員会で横綱らしくないと非難され、白鵬はこの二つの技を封印した結果、今場所連敗し休場しました。
- いつも白鵬がしている右肘に巻いているサポーターは、特注で異常に硬いと週刊新潮で報じています。
- 白鵬のこのかち上げの秘密とは?
「かち上げ」と「張り手」封印で勝率5割
白鵬の勝率は、今まで9割でしたが、張り手とかち上げが禁止になった途端勝率は5割に落ち休場となりました。
実は、白鵬の所属している宮城野部屋の関係者は
「かち上げと張り手が使えなければ、白鵬の勝率は今の半分になる」と予言していたとのことです。
今場所の白鵬の相撲は、勝った試合でもなにかぎこちなかったです。
その後の取り組みも、とても40回の優勝を果たした大横綱とは思えない取り組み内容でした。
白鵬のサポーターは二重
そういわれてみれば白鵬は、プロレスラーのようにいつもサポーターを腕に巻いていました。
そんなに怪我をしやすいとも思えませんし、相手へのかち上げの際に相手を傷つけないためかなあなどと思っていましたが、とんでもありませんでした。
貴乃花親方がこのサポーターについて、有力なタニマチに話したことを、週刊新潮は記事にしています。
「白鵬が使っているサポーターは特殊なものらしく、業者に特別に作らせて一般のものより硬めにできているそうです。そういうものを使うのは卑怯です」と。
白鵬はこのサポーターを二重にして、外側のサポーターがずれた時に下のサポーターが機能するように万全を期しているようです。
疑惑の特注サポーター
白鵬の装着しているサポーターは、あるメーカーの製品がベースになっているようです。
このサポーターは「強圧迫サポーター」と呼ばれるものだとか。
そのメーカーの担当者は「強圧迫サポーターは、つけている部分を強く締め付けているもので、力を入れやすくなり、添え木のような効果があります。素材はレーヨン、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン。このナイロンが、しゃりしゃりしていて、顔に当たれば厚みもあるので固く感じる。また繊維の網目が比較的荒いので、擦れると摩擦で痛いはずです。」と語っています。
また「内側のサポーターは患部を温めるためのもので、外側のものは競技中の短時間用。この二つを組み合わせて使っているのは聞いたことがない」「そもそものひじにひざ用のサポーターを使っているのが不思議。サポーターも網目を荒くしてある内側にくる部分を外側にしている」とも指摘しています。
実際に白鵬の勝ち上げを食らった力士は「ヤスリで削られたように痛かった」「水分を含んだような重量感があった」と語っています。
また、このサポーターは本来は白か黒しかないのですが、特注でオフホワイト(肌色)の普通よりも頑丈なものを作らせているようです。
それに、普通に考えれば、サポーターをするほどの怪我をしている右肘を試合で使いまくるのも変ですね。
白鵬のかち上げ
白鵬のかち上げは、相撲本来のかち上げとは違うと何人もの相撲に関わる人たちが、ニュース等で話していました。
「従来のかち上げはかぎ状に曲げた腕で相手の胸のあたりを狙って突き上げるように体当たりする技。白鵬のは相手の顎の上にひじをぶつけている。あれはエルボースマッシュです。」
元力士にも、本来のかち上げとは違う技であると指摘されていました。
白鵬の技は「かち上げ」ではなく、「ひじ打ち」であるというのが相撲関係者の共通した認識のようです。
白鵬は自分のひじでフック気味に相手の顔や顎を狙ったり、時には上から斜め下に振り下ろすこともあり、これは明らかに相撲では反則になるのだそうです。
このエルボーはあまりに強烈で危険な技のため、空手の試合でも禁止しているところが多いです。
ムエタイでは、この肘打ちで相手の目の上をきり戦闘不能に陥らせます。
相撲のような接近戦がメインの格闘技で、ひじ打ちが使えればかなり有利なことは間違いありません。
このまま、かち上げと張り手を封印されて「引退」となると、40回の優勝の価値が崩れ去りますね。