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この事件の要点をざっくり説明すると
- 先日、あおり運転で逮捕された滝下秀樹容疑者(35)の勤務する会社が、日刊ゲンダイの取材に対して「驚いている」と答えています。
- 滝下容疑者は8月5日午後5時過ぎ、前を走る被害女性(53)を約2キロにわたって追い掛け、追突ギリギリにあおったり、40センチの距離まで幅寄せして急停車させた「暴行罪」で逮捕されました。
- フェイスブックにあった、事故にあったトラックの写真も滝下容疑者のものではないことが判明しました。
滝下容疑者の勤務する会社が謝罪
日刊ゲンダイの取材に対して、滝下容疑者の勤務していると思われる(株)久日本流通の担当者が謝罪しています。
「業務外のことですが、社員が大変な問題を起こしてしまったと思っています。本人は2年ほど前から長距離輸送を担当し、勤務態度も真面目でした。特に事故などを起こしたこともなかったので、驚いています」
容疑者が勤める運送会社(札幌市)の担当者は、しぼり出すような声でそう答えた。
日刊ゲンダイデジタルから引用
先日記事にした、滝下秀樹容疑者(35)は、8月5日午後5時過ぎ、前を走る被害女性(53)を約2キロにわたって追い掛け、追突ギリギリにあおったり、40センチの距離まで幅寄せして急停車させたあおり運転を行い、「暴行罪」の罪で、10日道警に逮捕されました。
(株)久日本流通は、滝下容疑者が勤務していると思われる会社です。
滝下容疑者が、自らのフェイスブックに、同社のトラックの写真を使用していたことから判明しました。
壊れたトラックの写真は別のもの
このあおり運転の被害にあった女性が、警察に相談し、ドライブレコーダーの映像や目撃情報から滝下容疑者が特定され、今回の逮捕にいたりました。
このあおり運転に「暴行罪」を適用した、初の道内での逮捕というおまけ付きです。
この(株)久日本流通の担当者によると、フェイスブックに乗っていた潰れたトラックは滝下容疑者とは関係なく、もらい事故で壊れた別のトラックを滝下容疑者が撮影し、フェイスブックに使用したものとのことです。
参照:滝下秀樹フェイスブック
滝下容疑者は、勤務態度は真面目で事故を起こしたことがないとのことですから、驚きです。
しかし、このトラックの写真をフェイスブックにあげる神経が分かりません。
確かに勤務外のことではあるが・・・
滝下容疑者のあおり運転は、マイカーであり勤務外のことなので法的な責任は会社にはありません。
ただ、気になるのはこの会社のドライバーに対する教育と危機意識の欠如です。
Googleのクチコミを見ると、先日あった物騒なクチコミは消えていますが、今年3月のクチコミで同社のトラックのあおり運転を批判するクチコミが掲載されています。
同社のナンバー39のトラックが、急ブレーキをかけたり、蛇行運転をしたり、幅寄せをしたとの書き込みです。
かなり、場所や内容が具体的なので嘘とは思えません。
4ヶ月前のクチコミでも、ノーウインカーで近距離で急な車線変更をされたとも書かれています。
営業用のトラックはタコメーターを備え付けてあるので、このような運転はタコメーターを見れば分かるはずです。
それを放っておいた可能性があります。
札幌の街の中にある運送会社だけに、札幌市民への影響が懸念されます。
今後、もう少し社員のプライベートも含めた、運転に対しての教育をしっかりしていただければと思います。