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子供の学力は母親の学歴で決まる
毎週日曜日の「林先生が驚く初耳学!」を観ている方も多いかと思います。
参照:「林先生が驚く初耳学!」HP
博識の林先生が、自分の博識とゲストの博識を披露するという番組です。
その18日の放送で、林修氏は「子供の学力は母親の学歴で決まる」と発言しました。
林氏は文部科学省が発表した、親の学歴と中学3年生の数学の問題の正答率に関するデータを紹介。
その中で、『「大卒父親」と「高卒父親」』対『「大卒母親」と「高卒母親」』を比べて「大卒母親」の方が、子供の試験の正答率が高く母親の学歴のほうが父親の学歴よりも、子供の学力に関係がより深いという見解を示しました。
知力について関係するのは母親の遺伝子のみ
母親の学歴のほうが、子供の学力に影響を与える理由。
それは、アメリカの研究者の発表した「頭の良さは母親からしか遺伝しない」という研究結果から導き出された答えです。
その研究結果によると、父親の遺伝子は、「大脳辺縁系」というところに受け継がれやすく、そこは、気分や本能を司る部位だそうです。
母親の遺伝子は、記憶、思考、音声、知覚などの認知機能を司る「大脳皮質」に影響してきます。
そのため、「学力」に関わってくる遺伝子は、母から子にのみ受け継がれるそうです。
父親の帰宅時間も子供の学力に関係?
父親の帰宅時間が遅いほど、子供の学力は高くなるとも林氏は語っています。
父親の帰りが遅くて喜ぶのはお母さんの方、と思う方も多いと思います。
うちの父親は、いつも外で酒を飲んで深夜に帰ってきてたのに自分の学力は低いという方も多いでしょう。
林氏はこの理由について、
「帰りが遅くなるお父さんは高学歴、高収入で忙しく働いている可能性が高く、教育費を捻り出せる」と解説しています。
あくまで「高収入世帯」であることが主な要因で、毎日仕事帰りに父親が飲んだくれて遅く帰ってくるのは、学力にも教育上も良くないことです。
要は深夜まで働いて、高収入を得ている場合ということです。
うちはダメ・・まだ方法はあります
そうすると、母親が高卒で、父親が毎日9時から5時までの仕事のところの子供は学力が低いのか、負け組か・・というとそうでもありません。
文科省の報告にも、学歴や年収が高くない世帯であっても、日常生活で本や新聞に親しんで、規則正しい生活を送っている家庭の子供は好成績の傾向が顕著であるとあります。
なんかNHK的ではありますが、要は子供に本を読ます癖をつけることです。
「家に何冊、本があるか」という質問で、0~10冊の世帯の子供の数学の正答率は55%。
501冊以上だと75.7%まで上昇することにも触れ、林氏は子供に読書習慣を根付かせる大切さも語っています。
その良い例が、あの読書家で有名私立中学に合格した、芦田愛菜さんです。
子役の頃から、本ばかり読んでいたそうです。
結論は、子供にはゲームやスマホではなく『本』ということですね。