この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
韓国最大の養犬場が解体
韓国の首都ソウル南郊にある同国最大の犬の食肉処理場で22日、同施設の解体作業が始まりました。
韓国の犬食文化に対しては、動物愛護団体がその断絶を求めて非難を強めています。
米ワシントンD.C.にある動物保護団体アニマル・ウェルフェア・インスティテュートによると、韓国では1年間に推定200万匹の犬が食用に処理され、10万トンの犬肉を消費しているとされています。
動物保護団体ヒューメイン・ソサイエティ・インターナショナルは、世界的には3000万匹の犬が食用に供されていると推定しています。
【閲覧注意】祭り会場での犬肉販売現場
販売が禁止されようとしているが、今でも祭り会場では犬肉が売られている。
動物の権利を保護する活動家による衝撃の潜入動画。(解説は英語です)。
韓国国内でも犬食に反対の動き
しかし伝統とはいえ、犬を珍味として食べることに対して、他国の動物愛護団体のみならず韓国内でも批判が高まっています、
韓国内でも犬を家畜ではなくペットとして認識する人が増え、若者の間では犬食がタブー視されるようになりました。
今回閉鎖されるのは、城南市太平洞にある施設。
参照:AFP通信
少なくとも6棟の建物があり、一度に数百匹の犬を収容することができるとされ、国内各地の犬肉料理店の最大の供給元となっていました。
この犬食料理の作り方ですが、犬たちをおりに押し込み、犬たちの目の前で別の犬を感電死させてから食肉処理するなど、残虐なものです。
残虐極まりない犬の殺し方
この残虐な犬の「殺し方」も問題になっています。
・生きたまま茹でたり蒸したりする
・犬を生きたままケージに入れたり、上から鎖で吊るして焼きころす。
そうすると犬がもがいて体をねじるので、万遍なく焼け、殺す側は見ているだけでよい。
・小型犬は麻袋に入れ結んだ後、金串であちこちを刺す。こうすると、犬が発狂して死んでいくそうです。しかし、血が出ないため、後処理が楽。
この残酷な状態を、犬たちは目の前で見せられます。
自分が先に選ばれたくないので、自分を見る人の目を避けたまま、お尻だけ前に出し顔を伏せてぶるぶる震えているとのことです。
牛や鶏のような簡単な殺し方ではなく、犬に対してだけなぜこのような残虐な殺し方をするのかというと、犬食を好む韓国人が「拷問にかけた犬を食べると精力がつく」という迷信を信じているからなのだそうです。
参照:AFP通信
動物愛護団体は、犬を虐待した上無残な殺し方をしていると、業者らを強く非難してきました。
韓国では、業者と動物愛護団体が対立しており、動物愛護団体では犬食の完全廃止を求めています。
養犬場から救い出され里親を待つ犬たち
犬を食べても精はつかない
犬を食べて精がつくなら、ほかの国でも食べています。
栄養価でいっても、特に犬がほかの動物に比べ優れているとも思えません。
韓国内でも起きている犬食反対運動。
私も犬食の完全廃止を望みます。