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要点をざっくり
- フライデーが、中村祐輔医師(65)の新しいDNA解析によるガン治療をシリーズで特集しています。
- うちの父も大腸がんで入退院を繰り返しているので、この特集にはとても注目しています。
- 今回、抗がん剤治療が7割の患者には効かないという「真実」を語っています。
「抗がん剤」はほとんど効かない
「がん研究会がんプレシジョン医療研究センター」所長の中村祐輔医師(65)。
参照:がんプレシジョン医療研究センターHP
「ゲノム治療」で、その人にあった免疫治療を行うことにより、がんの治療を行うという画期的ながん治療の最先端技術をもって、アメリカから帰ってきた医師です。
その中村医師が医学会ではタブーともいえる、「抗がん剤は一部の人しか効かない」と断言しています。
これは今まで何人かの医師が語っており、その都度どこかに消えていく医療界ではタブーのようです。
うちの父は抗がん剤治療の副作用に苦しみがら、1年くらい抗がん剤治療を継続しましたが、治療の効果がないということで抗がん剤治療をやめた(諦めた)ときから、体調がよくなりご飯もたべれるようになり気力も出てきたようです。
治療をやめた方が、元気になりました。
「標準治療は絶対に優先されるべき」という意識を変える必要がある
がんの「標準治療」とは
・抗がん剤治療
・手術
・放射線治療
の「三本柱」の総称です。
このうちの「抗がん剤治療」はこれまで、がん治療の常識であり、「切り札」とされてきました。
中村医師は「標準治療」といっても、「がんが治る治療」という意味ではなく、抗がん剤で治療が見込めるのは白血病や睾丸のがんなど一部に限られており、7割の患者には効かないのが現実だと語っています。
主治医から「薬の効き方には個人差」があると説明される患者
父が抗がん剤治療を始める時も「薬の効き方には個人差があり、やってみないと効果が分かりません」と言われました。
それでも治療法がそれしかないのであれば、それに賭けてみるしかないというのが患者側の心理です。
今回うちの父もそうですが、1年近く強い副作用に苦しみ、結局治療効果がないという結論になりました。
医師が悪いわけではなく、現在の医学がそうなっているだけのことです。
ただ、だんだん弱っていく父を会うたびに見ていると、元気なうちに何かできなかったのかと思うことがありました。
ゲノム治療ではDNA解析で個人個人に適した治療法が分かる
中村医師が進めるゲノム治療では、個人の遺伝子を解析しておくことによりその人に効く治療法の選択が可能ということです。
また、抗がん剤治療をして弱ったリンパ球では、十分にがん細胞を攻撃できないとも語っています。
この自分の持つ「免疫力」による治療が、今後のがん治療の「鍵」であることは確かです。
女優の樹木希林さんは、2013年に「全身がん」であることを告白していますが、がんの治療をせずに、精力的に仕事を続けています。
参照:FNNプライム
今回、大腿骨骨折をしてしまいましたが、これは「がん」とは関係ありません。
どこで治療を受けれるのか
今まで抗がん剤治療は効かないといってきた医師たちがいましたが、それではどこで治療すればいいの?という疑問が常に生じました。
この著書では、がん種にもよるが、抗がん剤はほとんど役に立たず、抗がん剤で治る可能性はわずか5%としています。
(この5%という数字には、かなり反論が寄せられていますが)
また、「理論的」に抗がん剤は効かないという理由も述べられています。
そして、この本で紹介している『P-THP治療』で確実に言えることは、延命効果があることと、副作用は限りなくゼロに近いことだそうです。
しかし、ゲノム治療は完全にがんを消滅させることが可能です。
フライデーで、中村医師が信頼し、協力している2つの施設を紹介しています。
(中村医師の治験は現在準備中)
全国民必読!ここが「がん消滅」の治療がうけられる病院だ<大阪がん免疫化学療法クリニック>
大阪初の総合的ながん免疫療法センターである「大阪がんクリニック」内に設置された自由診療部門。数ある「免疫療法」の中から患者の病態にあわせて最も適した方法を選択。免疫療法と「少量の抗がん剤」「免疫チェックポイント阻害剤」「分子標的薬」などを組み合わせることもある。治療は、がん治療を熟知した「認定医・専門医」が施術。個人的な病状や治療法の相談は、セカンドオピニオンや個別面談(家族のみでも可)で受け付けている
<福岡がん総合クリニック>
完全予約制のがん免疫療法専門施設。培養技術者を置き、無菌培養室を併設。患者の病状に応じた免疫細胞療法の治療計画から細胞の培養管理、治療に至るまでを森崎院長が一貫して行っている。治療は、数種類の「免疫細胞療法」(必要に応じて患者のさまざまな免疫細胞を取り出し、がんの病態に合わせて加工後、最適な部位に投与)と、保険適応外の薬剤(保険外の抗がん剤、個人輸入が可能な分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤など)を使用する「化学療法」の2本柱。対象となるがんは、HPで確認を。がん診療に関する相談やセカンドオピニオンも受け付けている。手術を終えた後の再発予防として考えている場合は、術前に相談が必要となる
「注射1本でがん消滅」の治療がうけられるニッポンの病院はここだ(FRIDAY) – Yahoo!ニュース
フライデーから引用末期がんでも諦めないで
参照:国立がん研究センターHP
あとは、がんの種類、住んでいる地域、年齢などを入力して検索します。
実際やってみると、かなり難しい内容が出てきます。
それに対して、フライデーでは調べ方と治験の受け方を教えてくれています。
「実施責任組織」の病院名をクリックすると、そこから詳しい臨床試験の内容に飛べる。もしわからない場合は、グーグルなどの検索サイトで「進行食道がん」「治験」「実施責任組織(病院名)」を検索ワードにして再検索すれば、その病院の臨床試験の説明ページにたどり着けるはずだ。
一般的に臨床試験は自身の主治医を通して申し込む仕組みになっているが、患者の症例が募集要項の条件に合えば、無料で受けることができる。もし、”免疫療法”に関心を持ったのであれば、躊躇(ちゅうちょ)なく主治医に相談するべきだろう。
フライデーから引用
私も、もう「がん」に対する治療の手を尽くしたのであれば、あとはこの免疫療法の治験を試した方がいいと思います。
一刻も早く、この中村医師の「ゲノム治療」が医療現場で使えるようになることを、がん患者を身内に持つものとして切に願います。