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要点をざっくり
- 六代目山口組の2次団体、茶谷政一家の構成員の男が身分を隠し、金融機関で口座通帳などをだまし取ったとして逮捕された事件を受け、15日に警察は暴力団事務所を家宅捜索しました。
- 警察が家宅捜索に入ったのは、札幌市白石区にある六代目山口組の2次団体、茶谷政一家(ちゃやまさいっか)の本部です。
- 警察は余罪についても追求する方針です。
今回の容疑について
茶谷政一家の構成員・近藤勝美容疑者(46)は、2015年3月帯広市内の金融機関で暴力団員であることを隠して口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取った詐欺の疑いで、今月11日逮捕されました。
近藤容疑者は、あくまで「自分で使う個人的な口座」だと主張しています。
警察では、この近藤容疑者が開設した口座が犯罪に使用された可能性が高いとみています。
茶谷政一家(ちゃやまさいっか)とは
『北海道札幌市白石区菊水七条1-6-16に本部を置き、北海道札幌市豊平区福住3条11-2-13に本家を置く暴力団で、六代目の二次団体』とYAKUZA Wikiに書いてあります。
出典:グーグルマップ
暴力団の事務所独特の、入口が小さく窓の少ないビルですね
2006年には、札幌刑務所の男性刑務官を集団で暴行したとして、この茶谷政一家幹部・佐藤淳ら組員4人が逮捕されています。
こんなところに暴力団の事務所があるなんて知りませんでした。
振込詐欺の口座か
暴力団の資金源には「覚せい剤」「違法カジノ」「振込め詐欺」等があります。
現在、多数の被害者を出している振り込め詐欺で得た多額のお金が暴力団に流れている可能性が高いといわれています。
この茶谷政一家も振り込め詐欺に関わっていたのでしょうか。
道警は他にも余罪があるとみて、さらに追求する方針です。