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要点をざっくり
- フライデーによると、横浜DeNAベイスターズの投手である井納翔一(31)が、妻の誹謗中傷を匿名掲示板に書き込んだ女性に損害賠償を請求しました。
- この訴えられた20代女性は、暇つぶしにみていた井納選手に関する匿名掲示板のスレッドで奥さんの写真を見つけ、「そりゃこのブスが嫁ならキャバクラ行くわ」と軽い気持ちで書き込んだとのことです。
- 訴えられた女性は、200万近いお金を払えないのでどうしたらいいか途方に暮れていると話しています。
井納選手の妻がネットで「ブス」と書かれる
フライデーによると、この「ブス」という書き込みをしたのはOLの山田彩奈さん(20代・仮名)です。
・・この仮名、やけに凝ってますね。
この女性が、昨年の7月に、暇つぶしに横浜DeNAの井納翔一(31)選手の匿名掲示板をみていた時に、奥さんの写真が上がっていたので「そりゃこのブスが嫁ならキャバクラ行くわ」と軽い気持ちで書き込んだのが始まりです。
井納選手の奥様は、 結婚した時に、井納選手が一目惚れし、フリーアナウンサーの平井理央さん似の美人と当時の記事に書いているので、実際はかなりの美人でしょう。
おっはよーございます!
— WONDER VISION (@WONDER813) 2017年7月29日
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出典:平井理央公式ツイッター
一応ネットには真偽は別として、6年前の奥様の写真が出ていますが、やはりかなりの美人です。
井納選手の妻の執念の追跡
この書き込みを見た、井納選手の奥様はこの匿名掲示板に対し情報開示を請求。
山田さんのIPアドレスを入手して、ネット提供会社(あるいは携帯会社)から個人情報(氏名、住所、電話番号)を得ました。
情報開示は、権利侵害が明白、正当な目的がある場合などで認められるということです。
この個人情報の開示は、基本的には拒否されるので、裁判が必要になるとのことですが、今回井納選手の奥様はそれを個人で突破しました。
まさしく、執念ですね。
通常は、相手を特定するまでに、8〜9か月、裁判に1年以上かかるということです。
それを、4ヶ月かそこらで個人でやったんですね。
そして昨年の11月に、山田さんに弁護士から通知がきて、12月中旬に、山田さんの元に情報開示請求にかかった費用約77万円を含む損害賠償請求金191万9686円を支払えとする「訴状」が届いたとのことです。
そして今年1月に第1回口頭弁論が開かれました。
ネットの反応は
後悔先に立たず。送信ボタンを押す前に本当に書き込んでもいいか考えなきゃ。ダイレクトにブスって書いたのもいけなかったね。今後はこういう訴訟が増えていくかもね。#baystars #井納翔一 pic.twitter.com/gL13rfXiEx
— おさだ芳明(3・3J=J宮崎参戦) (@chosanmiyazaki) 2018年1月26日
井納選手について、「奥様のためによくやった」との声が多数出ています。
確かに、自分の妻が「ブス」と書かれたら大概の夫は怒りますね。
しかし、この山田さんを追い詰めたのは井納選手の奥様でした。
確かに訴状には、原告は「横浜DeNAベイスターズ所属の井納翔一の妻である」と書かれています。
このOLの山田さんは
おそらく、全国の注目はこの奥様に「ブス」と書き込んだ山田さんに注がれるでしょう。
この奥様をブスと書くからには、かなりの美人だろうとみんな想像します。
もし、あまり綺麗でなければ他のネット民の餌食です。
今度は数知れない匿名のネット民たちから、自分が誹謗中傷されることになります。
それと、私はこのOLの山田さんの普段の姿にも興味があります。
「白雪姫殺人事件」という映画で、普段はとてもいい人だったり、地位のある真面目そうな人が、ネットで「匿名」となると信じられない誹謗中傷を書き込んでいる場面がありました。
この山田さんは、案外、地味で真面目な顔を表ではしている気がします。
この裁判の行方
今回山田さんに請求されているのは、弁護士費用と情報開示請求の費用77万円と慰謝料合わせて191万9686円です。
ただし、慰謝料の上限は100万円のため、和解や判決で30万円〜60万円くらいになるかもとか、勝っても少し実費に上乗せになるくらいではと弁護士によって見解は違います。
もちろん、足が出る可能性もあります。
ただし、全くの負けではないので私はそれはそれでいいと思います。
次回、機会があったら私もやってみようかと思います。
裁判の1番の決め手は、証拠が「書き込み」としてネットに残っていることです。
フライデーの中で、弁護士法人・響の天辰弁護士も
「このような名誉毀損に当たりうる書き込みに対し、被告の反論は苦しいと考える」
と見解を示しています。
軽い気持ちのストレス解消が、200万円の裁判。
かなり高くつきましたね。