【石巻市部長が職員に暴力】部長がなぜ降格しないのか聞いてみた‼︎

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要点をざっくり

  • 2013年4月に宮城県石巻市の職員が別の部署の職員を暴行したとされる事件で、市は14日、50代の男性部長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしました。
  • この暴力を振るわれた課長補佐の男性は、15年4月に異動し、16年3月に退職しています。
  • この部長は、この時は課長でしたが、現在は部長職に就いています。

事件の概要

 

石巻市によると、この部長は産業部の課長だった2013年4月、総合支所の課長補佐だった50代男性の尻を蹴り、4日間のけがをさせたとされています。

男性が仕事上のミスを謝罪した際、男性の態度を巡って口論になったということです。

 

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この当時課長補佐だった男性は16年3月に退職した後、石巻署に被害届を提出。

同年12月に同署が傷害の疑いで仙台地検石巻支部に書類送検しました。

 

市は14日、50代の男性部長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしました。

また、市は管理監督責任を問い、亀山紘市長の給料を4月から2カ月間10%減額する条例案を市議会の2月定例会に提出しています。

 

暴力振るっても降格しないの・・石巻市役所人事部に聞いてみました

 

私の感覚からいくと、社内で相手に暴力をふるって減給処分というのは軽すぎるような気がします。

 

実際、今までそういう場面に遭遇したことがないのでよくわかりませんが。

それで、石巻市役所の人事部のTさんが対応してくれたので聞いてみました。

 

:今回の新聞報道を見たのですが、やはり市役所は暴力では降格や諭旨退職等にならないのですか?3ヶ月の減給は軽すぎるような気がするのですが?

Tさん:国や他の自治体の基準に照らして総合的に処分を決めています。ただ、暴力をふるったということはけして許されることではありません。

 

と平身低頭に答えてくれました。

 

:今後も、この方の部長職からの降格とかはないのでしょうか?

Tさん:今の所は・・ただ市としても非常に反省し、今後このようなことのないようにしたいと思っております。

 

:その部長さんのお名前はなんというのですか?

Tさん:それは個人情報の都合で教えられません(当たり前か)

 

あまりに丁寧な対応にこちらが恐縮してしまいました。

ご面倒をおかけましたと電話を切りました。

 

辞める時の最後っ屁

 

この課長補佐の男性は、役所にいる間は部長に睨まれるので何も言わなかったのでしょうが、かなり腹に据えかねたようで役所を辞めてから警察に告発しています。

 

それとも、そのために少し早めに退職したのかもしれません。

 

市では最初、市内であった町づくり会議の資料が原因で、両者に非があるとして隠していたようです。

 

しかし、「市議会12月定例会一般質問」に対する答弁で、この部長を石巻署が書類送検していたことが判明しました。

それ以降、仙台地検石巻支部が、傷害の疑いで捜査していたとのことです。

 

その時に、市の対応を質問された菅原秀幸副市長は「(当時の課長を)懲戒処分の対象と考え、司法の判断を待って検討する」と答弁しています。

 

おそらくこの部長は、書類送検後起訴され、今回の減給処分になったと思われます。

 

この(現)部長の方は、暴力を振るわれたわけでなさそうなので、いくら口論になったとしても手を出したのは部長さんのようですから「喧嘩両成敗」とはいかないはずです。

 

それに仕事中の暴力で書類送検され、起訴されたとしたら「減給」ってどうなのって民間の経験しかない私は思います。

 

市職員の部長だから・・・というのは、私の偏見でしょうか。

 

今後、石巻市の職員が暴力をふるっても「減給処分だけ」というお墨付きが出たのには間違いありません。

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