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要点をざっくり
- マルセイバターサンドなどで知られる六花亭が「そだねー 」を特許庁に商標登録を出願したことがわかりました。
- 六花亭は、今までも北海道弁に関連したお菓子を販売しています。
- この商標出願の狙いは。
六花亭が「そだねー 」の商標登録出願
平昌五輪カーリング女子で銅メダルを獲得した「LS北見の選手たちが使って話題となった北海道なまりの「そだねー」について、北海道の菓子メーカー「六花亭(ろっかてい)製菓」が特許庁に商標登録を出願したことがわかりました。
ロコ・ソラーレ(#LS北見)の銅メダル祝賀パレードと市民報告会が21日、北見市内で行われました。5人の笑顔が印象的。報告会では吉田知那美選手が笑顔について聞かれて「笑うことで脳に楽しいと錯覚させることもある。本当に辛いときは周囲に頼ります」とも語っていました。https://t.co/fgpHnNfVBi pic.twitter.com/EWjEXC9ZF9
— 北海道新聞 (@doshinweb) 2018年3月21日
特許庁によりますと、出願日はLS北見が銅メダルを獲得した5日後の3月1日です。
区分は「菓子及びパン」で、審査には一般的に約7~8カ月かかるということです。
先に同じような商標登録があるかなどを調べた上で、10~11月ごろに審査結果が出る見通しということです。
同社の佐藤哲也社長(62)は、「これまでも北海道弁を商品名に活用することは多く、『そだねー』も平昌五輪の前から出願予定があった」と話しています。
ただ、同社には「便乗商法ではないか」「北見と縁がないのに出願すべきではない」といった苦情が寄せられており、佐藤社長は「便乗などと考えたこともなく、想定外の反応で困惑している」と明かしてます。
六花亭のお菓子
この、六花亭製菓は「マルセイバターサンド」などで知られ、道民では知らない人間はいません。
本社は帯広ですが、札幌にも六花亭の札幌本店ビルが建っています。
出典:六花亭公式HP
マルセイバターサンド
六花亭を代表 するお菓子です。
中にクリームとレーズンが入っており、いつ食べても美味しいです。
めんこい大平原
めんこいは「かわいい」という意味です。
すみません。
こういうお菓子があること自体知りませんでした。
他にも、「なんもなんも(気にしなくていいよ)」など北海道弁を使用してお菓子を販売しています。
ちなみに私は、「なんもなんも」といわれると余計気になります。
なんちゃって道民だからでしょうか。
今回の商標登録申請の理由
今回の「そだねー」の商標登録の申請について、公式HPに掲載されています。
「そだねー」商標登録申請について
(前略)
弊社で2018年3月1日に商標登録申請をさせていただいた「そだねー」について、 ご説明申しあげます。
弊社では、北海道のおやつとして親しんでいただきたいという思いから、「めんこい」大平原、「なんもなんも」を始めとした北海道の方言を製品名として使用させていただいてお ります。この度も同様に、愛着ある言葉として使わせていただきたく、申請させていただ きました。
商標制度の特性上、独占という印象は避けにくいのですが、弊社で申請中の商標「北加 伊道」は、他社様からご利用の申し出をいただき、ぜひお使いくださいと、先日ちょうど お返事させていただいたところでした。
(中略)
2018年3月22日 六花亭製菓株式会社
出典:六花亭HP
六花亭製菓の佐藤社長によりますと、「北海道らしい温かい言葉が、悪徳業者に出願されて使えなくならないようにした。商標を独占する意図はなく、問い合わせがあれば個別に対応し、誰でも無料で使えるようにしたい」と話しています。
過去にも、この商標登録について、全く関係のない業者が登録をして問題になったケースがあります。
それを防ぐために先駆けて、北海道を代表するお菓子メーカーとして商標登録したようです。
六花亭で「そだねーサブレ」「そだねー サンド」(仮名)を出したら、真っ先に食べてみようと思います。