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要点をざっくり
- かつて、全世界に泣きじゃくる姿をさらし、地方議会の政務調査費の闇を世間に知らしめた、野々村竜太郎元兵庫県議(51)。
- 2016年7月に、詐欺罪で懲役3年、執行猶予4年の判決を受けました。
- 現在の「号泣議員」の姿を日刊ゲンダイが追っています。
日刊ゲンダイ記者が「号泣議員」に会いに行く
日刊ゲンダイの記者が現在は、大阪市に住む「号泣議員」こと野々村元兵庫県議(51)に会いに行きました。
2014年7月の「誰がでーっ! だでに投票じでもっ! おんななじや、おんなじやおもでぇーーっ! んあっうわぁぁぁあああああ!」
というあの会見を思い出すたびに、私は身震いします。
出典:共同通信社
この、野々村元兵庫県議は、結局「カラ出張」で政務調査費を詐取した罪で、2016年7月に、詐欺罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けました。
その、野々村元兵庫県議は「野々村竜太郎オフィシャルブログ」を議員をやめた後もやっていて、2017年8月29日の「バイキングちちんぷいぷい 有馬 健」という謎の記事を残したまま、ブログも更新されていないので、私は病気が悪化して入院したのかなと思っていましたが・・・。
出典:野々村竜太郎公式ブログ
今の野々村元兵庫県議
野々村元県議は今、大阪市住之江区の集合住宅に住んでいます。
その自宅を日刊ゲンダイの記者が直撃しましたが、何の返答もなくしばらく自宅前で待っていると、警察官がやって来たとのこと。
「あの? 住民の方から連絡が来まして。どこの社の方でしょうか?」
警察に通報したのは、野々村氏のようで、警察官に事情を説明すると、心なしか半笑いで、「分かりました」とだけ答えて去っていったそうです。
地域住民によると「野々村さんは事件以来、ずっと自宅で引きこもっていますが、その足音で家族、団地の住人、警察官、営業マン、マスコミ……と聞き分けられるそうです」
野々村元県議は、引きこもっている間にある意味「すごい能力」を身につけているようです。
確か、記者会見の時には耳が悪くて、手を当てていたようですが。
出典:産経ニュース
やはり、ただ者ではありません。
現在は親の年金で暮らしている?
この日刊ゲンダイの記者さんは、このこれまでにも5回ほど、野々村氏の自宅を直撃しているそうですが、すべて同じ反応だったそうです。
この記者さんは、モノは試しと思い、近隣住民にドアをノックしてもらい、ドアに記者の名刺と手紙を入れてみました。
すると、記者さんの時とは違い、野々村さん本人と思われる人が、中からこれを取り出したとのことです。
やはり、マスコミ関係者とそれ以外とは音と気配で区別できるのは本当のようです。
地域住民の方は
「ご両親の年金で暮らしてはると聞いています。事件があったにしても一度は『先生(議員)』だった方ですから。結構、おカネも持ってはるのとちゃいますか」
と語っています。
また、深夜に帽子とマスクをして歩いている姿が目撃されているそうです。
これは、政調費を内緒で使うために、近所に買い出しに行っていた時と同じいでたちです。
野々村元県議の、執行猶予後の政界復帰はあるのでしょうか。
多分選挙に出ても、当選するとは思えませんが。