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要点をざっくり
- 喫煙のため勤務時間中に繰り返し職場を離れたとして、男性職員(49)を「職務専念義務違反」で訓告処分にしていたことが分かりました。
- 処分は4月16日付で、同日、職員は依願退職しました。
- 職員は、大阪府の「健康医療部」に所属していました。
大阪府では敷地内全面喫煙
大阪府では10年前から当時の橋下知事の方針で、受動喫煙防止のため、庁舎の敷地内が全面禁煙になっています。
喫煙は、休憩時間中に限って周辺の喫煙所の利用を認めています。
この職員の男性は、おととし4月からことし3月までの2年間でおよそ440回、合わせて100時間以上にわたって、勤務時間中にたばこを吸うために職場を離れていたと認定されました。
勤務中に職場を離れたのは地方公務員法で定められた「職務専念義務」に違反するとして、大阪府が40代の男性職員を「訓告」の処分にしていたことがわかりました。
参照:MBSニュース
処分を受けたのは、大阪府の健康医療部に所属していた49歳の男性職員です。
内部からの情報提供で発覚
大阪府は、ことし3月、「勤務時間中に席を離れてたばこを吸いに行っている」という情報提供を受けてこの職員の行動を調べたところ、大阪府庁の本館からおよそ150メートル離れた民間のビルの喫煙室に行っていたことが確認されたということです。
参照:MBSニュース
聞き取り調査に対して職員は
「1日に2、3回行っていた。ストレスで吸いたくなったときに我慢できなくなった」
などと話していたということです。
この職員は同日、依願退職しています。
私はタバコは吸わないのですが、タバコを吸う社員は1時間に1回は離席し喫煙室に行きます。
それをお昼時間だけとかにしたら、身体が持たないでしょう。
北海道は喫煙率が高く、朝はタバコが吸えるロッテリアやタリーズに人が集まっています。
職員は大阪府健康医療部に所属
この職員の所属していたのは、大阪府の「健康医療部」です。
どの課に所属していたのかは不明ですが、この健康医療部には「保健医療室健康づくり課」という課があります。
さらに、その中のグループで「生活習慣病・がん対策グループ」というのがあり、仕事のひとつは「生活習慣病の予防(たばこ対策を含む)に関すること」になっています。
この職員は、ここに相談して禁煙すべきだったと思いますが、やはり喫煙の魔力には勝てなかったようです。
星野リゾートでは喫煙者を採用していない
あの星野リゾートでは、喫煙者を、以下の3つの理由から採用していないとのことです。
あなたはたばこを吸いますか?
大変申し訳ございませんが、 星野リゾートグループでは
喫煙者は採用いたしておりません。
それが企業競争力に直結すると 考えているからです。
星野リゾートHPより引用
社員の「禁煙」は、以下の3つの要素において「競争力を高める」ことになるとしています。
①作業効率
喫煙は中毒症状であり、社員の潜在能力を低下させる。
②施設効果
分煙と称して社員の喫煙場所に投資するのは、利益を圧迫することになる
③職場環境
喫煙習慣のある社員には喫煙のための場所が設置され、より頻繁に休憩が認められるということは、喫煙習慣のない社員から見ると不公平に感じる問題である。
また、喫煙者がいる分、企業として不利になる。
この3つの理由から、企業では禁煙を社員全員にさせています。
確かに星野リゾートの言っていることは、とても合理的です。
「タバコやめますかor会社やめますか」という時代が、もうすぐそこまできています。
会社を辞めることを選択する前に、是非とも「禁煙」をおススメします。