この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
要点をざっくり
- 札幌の手稲区に、小魚が約40匹空から落ちてきたと話題になっています。
- ファフロツキーズ現象であろうと言われていますが。
- その原因を探ってみました。
札幌の空から魚が
札幌の手稲区に、空から小魚約40匹が落ちてきたと話題になっています。
札幌市手稲区の住宅の敷地で、体長6~7センチの小魚約40匹が散らばって落ちているのが見つかり、住民は「空から降ってきた」と驚いている。
23日午後1時15分ごろ、会社役員黒崎治さん(55)方で、妻の明美さん(56)が庭の草むしりをしていたところ、「べちゃっ」という音に気付いた。その直後、自家用車や屋根の上に小魚が落ちていた。
空から降ってきた? 住宅の敷地に小魚40匹 札幌・手稲区:どうしん電子版(北海道新聞)
北海道新聞から引用
この日は札幌は、曇り空で時折強い風が吹いていました。
時折、小雨もパラツキおかげでオートバイに乗れませんでした。
(私ごとです)
この日に、手稲区に小魚が降ってきていました。
参照:news every
すでに、すっかり干からびているものもありました。
2012年には旭川市の住宅で、空から落ちてきた小魚が見つかっています。
参照:道新ニュース
今回の小魚に似ていますが、旭川では魚がかなり広範囲に、バラバラに落ちていました。
かつて、甲子園球場にも小魚が落ちてきています。
参照:news every
日本全国でたまに見られる、この空からの落下物ですが、「ファフロツキーズ現象」と言われています。
ファフロツキーズ現象とは
ファフロツキーズ現象とは、その場にないものが空から降り注ぐ現象です。
過去にも、魚、野菜、獣毛、カエル、オタマジャクシ、金属、お金など様々なものが空から降ってきたようです。
原因は、竜巻、鳥、飛行機、いたずら、などがあげられています。
私は、かなり前に海の魚が竜巻で巻き上げられて、街に降ってきたというニュースを見たことがあります。
今回も、札幌の手稲区ということもあり、海が近いので竜巻が原因かなと考えていたのですが。
気象庁に電話した結果
昨日、気象庁に電話して、札幌近辺の「竜巻情報」を聞いてみました。
結論は、23日とその前には「竜巻情報」はなかったとのことです。
札幌近辺になくても、さらに遠くということもありえますし、本当に小さな竜巻というのがあった可能性もなくはありません。
参照:news every
テレビでも、低気圧が接近していたと気象予報士の方がコメントしています。
しかし、竜巻ならもっと広範囲に魚がばらまかれると思われます。
これは、「べチャッ」という感じで黒崎さんの敷地内に落ちてきています。
鳥が落としていった可能性が高い
黒崎さんの家から、一番近い川までは400メートルです。
また、手稲区はすぐ近くが海なので、海鳥が飛んでいます。
そして、落ちてきたのは小魚です。
参照:news every
そうすると地形的にいって、鳥が落としていったというのが正解のような気がします。
旭山動物園の坂東元園長は、札幌のほうだとオオサギ、チュウサギとかもいると思うとコメントしています。
参照:news every
このオオサギというのは、ダイサギのことだと思われ、
参照:北海道開発局HP
コウノトリ目/サギ科/シラサギ属/全長:89センチメートル
【特徴】
日本にいるシラサギ類の中で最も大きいです。夏羽はくちばしが黒く、目先は青い。肩羽の一部が長く伸びた飾り羽があります。冬羽では短い飾り羽のある個体もいますが、大部分は飾り羽がないです。くちばしは黄色です。