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要点をざっくり
- 札幌の朝の通勤電車。
- お盆で若干空いているというものの、それなりに立っている人たちはいます。
- そんな中、2人分のスペースをとって寝たふりをしていた女性に、奇跡の天罰が降りました。
2人分のスペースをとって寝たふりをしていた女性
その女性は30代半ばでしょうか。
眼鏡をかけ、どちらかというと知的な感じです。
僕が通勤に使っている札幌の東西線の車両は、棒と棒の間に普通4人がけをしています。
今日の通勤電車。
私がいつも乗る朝7時代前半の電車です。
いつより空いていますが、私もそうですが何人も立っています。
両隣が男性ということもあるのでしょうか。
その女性は、気持ち良さそうに2人分のスペースをとって、真ん中でスマホを見ていました。
そして途中から音楽を聴いている振りをして、目を閉じて寝たふりをし始めました。
座ろうと思ったが「めんどくさいので」やめた僕
僕は基本的に、人には席をゆずる派なので、こういう人がいると腹が立ちます。
(人間が小さい)
しかし、妻に言わせると、人それぞれの考え方なので仕方がないとのことで、妻に相談後はそういう時は立って無理に座らないようにしました
朝から嫌な気分になるくらいなら、立っていたほうがいいので。
でも、その女性はとても広々とした空間を占領して気持ち良さそうでした。
隣の男性2人は小さくなって、席を譲る準備をしていましたが。
そんな時、天罰とも言える奇跡が起きたのです。
障害を持った男性がいきなり女性の隣のスペースに座る
時々その電車でみる、知的障害を持っている男性。
いつもぶつぶつ「独り言」を言っているのですが、今日も仕事か何かあるのでしょう。
その男性が歩いてきて、突然女性の隣の20センチほどの空間に座ろうとしたのです。
当然、その男性に悪気はなく、どうみても二人座れるので単純に座っただけなんです。
しかし、真ん中に陣取っていた女性は、ちょうどひざの上に座られる形になり、その気配に気づいたらしくあわてて席をずらしました。
やっぱり「寝たふり」か
その女性は、男性の背負っていたバックが顔にさわったのか、それとも気配を察したのか、ひざに座られる間一髪ですばやく横に移動しました。
その女性は、鳩が豆鉄砲を食らったように周りを見回し、きょとんとして照れ笑いをしていましたが、楽々4人座れていました。
その女性はすぐ次のバスセンター前駅で降りていきましたが、そこで降りるのか本当は次の大通駅で降りるのかは分かりません。
われわれの眼では当たり前の光景でも、純粋にみれば明らかにふたり座れるスペースにひとりで座っていることの方が不思議に思えたのでしょう。
私はこの男性に心で語り掛けました。
「グッジョブ」と。